最近SNSでよく見かける「小さいときから絵を描いてるのに、全然うまくならない」「どうせ練習しても上手くならない」という発言。

 

非常に気になったので、なぜそのような事態に陥るのかを考えてみました。

 

まず大前提として、日々上手くなりたいという気持ちで絵を描いているのか?という問題があります。

「絵が上手くなったらいいのになぁ~」と思っているだけなのであれば、まず上達は望めません。

部屋が汚いから綺麗にしたいときに「部屋を片付けたいなぁ~」と思ったり、お風呂に入りたいときに「お風呂に入りたいなぁ~」と思うのと一緒です。

行動しなければ結果が得られませんよね。

そのため、まずは「上手くなりたい」ではなく、「上手くなる。では、そのために何をするべきか?」という考えにすることが一番大切です。

 

 

では、次に「なにをするべきか?」といった問題ですが、こちらは自分の絵を分析する必要があります。

 

例えば全体的なバランスが取れない場合は、デッサンや人体の構造や筋肉、建物であればパースから勉強するとバランスを取りやすくなります。

塗りの場合は、光や影の入り方、照り返し、カラーサークル(補色や類似色など)を知ることで幅が広がります。

最後の仕上げで悩んでいる場合は、フィルターや効果の使い方を学ぶと良いです。

 

 

このように、目的によって学ぶべきことが変わってきます。

 

…と言っても、そこまでのやる気は出ないし…という方がきっと大半だと思います。

なぜかと言うと、自分で「上手くなる。そのために何をするか?」という考えに切り替えることが出来る人は、とっくに自分一人で上達して学んでいくからです。

ずっとうまくならないと嘆いている人の大半は「上手くなりたいなぁ」「上手くなったらいいのになぁ」と思っている人のように感じます。

 

 

では、そのようなやる気の出ない人の場合、どのようにモチベーションを上げるか?という話ですが

個人的には「好きな絵柄を模写する」と良いと思います。

これは前回の絵を描きたいけど、何から練習したらいいの?という記事でも紹介しましたが、描きたいものを描くことでモチベーションが保たれます。詳しくはそちらの記事をお読みください。

 

つまり何かというと、イラストに対する心構えの問題ということです。

本気でやるほどではないけど…という方が「上手くならないなぁ」と言っている印象が強いです。

 

勿体ないと感じます。

せっかく「絵を描く」という非常に労力のいる行動ができるのだから、上達をしたいと思うのであればもう少し気合を入れて磨いてみても良いのではないだろうか?と思うばかりです。

 

また、昨今では「さぎょいぷ」という「Skype(電話)をしながら作業をする」というものがあります。

私は作業中、乃至何かを家出しているときの電話自体に魅力を感じないので全くしませんが、絵を描いている方が他の絵を描いている方と電話をしている、していた、という話をよく聞きます。

画像として絵を送ることが出来るし、画面共有で自分の作業をリアルタイムで相手の画面に出すことでアドバイスをもらえるといったメリットもあるそう。

 

もし客観的に自分の絵を見てほしくて、なおかつモチベーションを保ちたい場合はさぎょいぷも一つの手かもしれませんね。

 

 

ここからは余談ですが、私も小学生の頃は「絵が上手くなったらいいなぁ~」と思っていました。

しかしとある女の子の描いた絵が、自分の絵とは似ても似つかないほど上手かったのです。まるで少女漫画に出てきそうな少女をいとも簡単に描き上げていました。

それを見た日から、模写をしデッサンをし…でも飽きて挫折。また上手い人を見ては練習し…の繰り返しで今に至ります。

 

私の根底には「並んだ時に恥にはなりたくない」という気持ちがあるのかもしれません。

 

そのような気持ちで描く必要はありませんが、少なからず自分の中でライバルを決めると負けてられないという気持ちが生まれモチベーションを保てます。

和やかではありませんが、悔しさをバネにするのも中々良いかもしれません。

 

まずは「上手くなるぞ!」という気持ちに切り替えられるように、いろいろなイラストに触れてみてくださいね。