絵を描くにあたって結構悩む背景。

かくいう私も、毎回とても悩んでしまいます。

 

背景にも色々ありますよね。

シンプルな単色、柄、風景…などなど。

時と場合によって使い分けることが重要になってきます。

 

例えばSNSのサムネイルなどではキャラクターを際立たせたいという人が多いので、基本的に背景の描き入れはありません。

もちろんSNSのサムネイルとして使用する場合でも背景の書き込みをしてほしいという人もいます。

Twitterのヘッダーなどにする場合は多いです。絵を大きく使う場合は背景の描き込みを希望されることが多い印象です。

 

 

では、そんな背景をどのように決めていくのか?という話なのですが、

「そもそも背景として描かない」ということが重要なのではないか?と思います。

 

よく「キャラクターが背景から浮く」という話を聞きます。私も違和感があると思う場合があります。

何故かと考えてみたのですが、理由は単純で、1枚の絵なのに2つの構成で考えてしまうからなのではないか?と思うのです。

 

つまりどういうことかというと、キャラクターをキャラクター、背景を背景として捉えるのではなく、これは1枚の絵だ。というように捉えるのが大切なのでは?ということです。

 

 

イラストを描くにあたり、やってしまいがちなのですが、キャラクターを描いてから背景を考えるという場合があります。

そのように別々で考えてしまうために、キャラクターが浮いてしまします。

 

ラフやアタリの段階で背景をきちんと考えてしまおう!ということです。

 

しかし、自分で好きな絵を描いていたらできるとしても、依頼のもので後から背景が欲しいと言われた場合はまた違ってきますよね。

 

そんなときの為に、絵の依頼を受ける際にテンプレートを送ったりもするという話を前の記事でしたのですが、最初はイメージがわかないから任せるという人も多いです。

最初は背景は要らないと言っていても、完成系をみたら欲しくなってきた…という場合も。

 

そこで、最初に「イラストの雰囲気」を聞いておきます。

何が関係あるのかと思うかもしれませんが、大いに関係があるのです。

 

例えば、ちょっと悲しい雰囲気やら冷たい雰囲気といわれたとします。

その場合、多くの人は背景が欲しくなった時に暖色系は選びませんし、描く場合もそうするのではないでしょうか?

 

逆に明るい場合はその逆で、寒色系は選ばれにくい。

 

つまり、キャラクターを描く際に、雰囲気に合った色相を使うことで、背景からキャラクターが浮くことを防ぎます。

 

しかしそれはある程度任されている場合です。

 

服や髪色、肌の色まですべてきっちりと指定があった場合はそうはいきません。

その場合は、映り込みや照り返しを丁寧に描き入れることが重要です。

 

もちろんその場合に限らず、背景にあった照り返しや映り込みを描き入れることで、キャラクターが浮くことは回避できます。

照り返しというのは反照のことです。例えば森の中にいる場合は太陽の色、木洩れ日からの木の葉の色、空の色…などなど、周りから光の反射があります。

この反射の色を描き入れることが大切です。

全く現象は違うかもしれませんが、印象を掴むためわかりやすく可視化するのであれば、透明のグラスに色の付いた飲み物を入れて、その影を見ると分かりやすいかもしれません。

 

また、ぼかしも有効です。背景側をぼかす、キャラクターの輪郭をぼかす、一部をぼかす…などなど。

あまりぼかしを入れすぎると印象がぼんやりとしてしまうので加減が大切です。

 

以上が私のとっている対策です。

意外と手を抜けない背景、楽しく素敵に仕上げられると良いですね。