さて、今回からお花のお話を執筆することになったわけですが、まずは皆さん気になっている(らしい)お花の保存方法について。

 

まずは何より切り花を長持ちさせる方法について知りたいとの事なので、お話します。

 

お花は花市場と呼ばれるお花の市場で売っているものを買いに行ったり、提携している農家から買ったりしています。農家さんの場合はきちんと処理されている方も多く、花の品質は良いものが多いです。しかし問題は花市場で買っているものです。

花は海外から輸入されているものも多く、その処理方法は様々。

薬を入れた水に花をつけていて、余分な葉を処理しているものもあれば、切りっぱなしでとりあえずまとめて紐でくくり箱に入れられている、お水につけられていないものまで。

しかもそれは水はなくても平気なお花だけでなく、バラなどの所謂普通の花にも多いのです。そのため、運ばれている段階でお花が弱ってしまっていることもあります。

もちろんそこからはお花屋さんの腕の見せ所で、綺麗に花を復活させます。

処理は色々ありますがそれはまた後程…。

 

つまり、お花は常に元気な状態のまま流通しているわけではありません。

もしかしたら買った状態で弱っているなんてことも…。

(ちなみに、スーパーなどで売っている安いお花の束は場所によりますが、鼻に詳しい人が手入れをしたり商品を並べているわけでは無いので傷みやすくお勧めしません。)

 

 

まず切り花の場合は、家に帰ったらすぐにラッピングを取ります。そのままでも良いのですが、できるだけ早く水につけてあげてください。

コットンなどにしみこませたお水を付けてある場合が殆どですが、水が漏れてしまいお客さんの服が濡れてしまったりするのを防ぐという理由で稀にお水が付いていない場合があります。そしてどちらなのかはラッピングの上からでは判断しにくいので、できるだけ早くラッピングを取ることをおすすめします。

 

ラッピングを外したら、名残惜しいですが花束を止めてある輪ゴムや紐も取ります。綺麗な形でそのままがいい!という方は次の手順の時に手間がかかります。また、ゴムの所から茎が痛む場合もあるので、形重視の方のみ取っておくと良いと思います。

 

その後は茎を切ります。ここがポイントなのですが、茎は水中で切ります。

「水切り」という花業界では一般的な切り方です。(その他にも焼く、叩く、割く…などなど、様々なお手入れの方法がありますが。)

お花を水中で、できるだけ斜めに切ってください。多く繊維を露出させることで水の吸い上げが良くなります。

切る時に茎の先をトントンと机などで軽く揃えることができるのであれば一気に切れるのですが、それが難しい場合や花束の形のままの場合は少々面倒ですが、すべての茎を丁寧に斜めになるように切ると効果的です。

また、茎を切ると綿状の繊維が詰まっている場合があります。水を吸い絵がる際の妨げになるので、切り口の部分の綿状の繊維はお花を切っているハサミの先やナイフの先などを使い削ぎ落してください。

 

水切りが終わったら花瓶に生けます。

生け方も水の量もお好みですが、ヒマワリやガーベラなど茎の繊維が柔らかいものは水に浸かっている所が全てすぐに傷んでしまうので3cm~5㎝程の水をこまめに取り換えてください。バラなどの茎がかたいものであればお好みの量で構いません。

また、水に浸かる部分の葉と棘は落としてください。腐ってしまい水の質が落ちる原因になります。

 

生けたお花を置く場所はお好みで。できれば風通しが良く、長持ちさせたい場合は日陰などの直射日光の当たらない場所にしてください。

 

 

 

これだけでも十分にお花は長持ちします。

切り花が中々長持ちしないという方はぜひ試してみて下さい。